2017年02月01日
  まなぶひと

まなび情報誌「まなぶひと」 2017年2月号

特集:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール

 

―響きは熟成されたワインのように―

天井は暗めに、床側ほど明るく。ワイングラスを透かし見るような光のグラデーションが、一期一会のステージの世界へと誘います。

川内萩ホールの内装は「ワイン樽」をイメージして作られました。

「樺桜」を用いた床材はより深い響きを生み出す土台となり、繊細かつ力強いパフォーマンスへと引き立てます。

 

川内萩ホールの壁や天井には、より豊かで響きのある音を届けるための「リブ」と呼ばれる凹凸が、コンピューターシミュレーションにより効果的に配置されています。

ハイブリット可聴化技術

ホール内の音響設計には東北大学が開発した最新技術が用いられています。

実際の1/10の大きさの模型を使った音響実験の結果と、計算機でシミュレーションしたデータとを合成させるという「ハイブリッド可聴化技術」という技術を用いて設計されました。

 

川内萩ホールのピアノ

川内萩ホールには、スタインウェイ製とベーゼンドルファー製の2台のピアノがあります。

ピアノは室温23度前後、湿度50パーセントに保たれた保管庫で、割れやサビなどから大切に守られています。

 

オススメの席

世界水準の音響を誇る川内萩ホールの中で、最も良い響きを味わえる席はどこなのでしょうか?

それは、二階前列席とその真下付近の一階席と言われています。

ステージから20mの位置にあるこの席のあたりに、ホール全体に反響した音の波がバランスよく集まるそうです。

また、意外と知られていないのが、桟敷席。桟敷席は壁際にあるためステージが見えづらいのですが、ここも比較的綺麗な響きを楽しめます。

 

ホールの窓から

川内萩ホールの周囲には、たくさんのメタセコイヤの木立があります。

メタセコイヤは杉の仲間ですが、きれいに紅葉するという特徴があります。

 

天皇の応接室!?

川内萩ホールには来客時や少人数の会議用の応接室があります。

この応接室は、天皇皇后両陛下が東日本大震災の復興状況のご視察に仙台を訪れた際にも使用されました。

椅子はとても座り心地がよく落ち着きがあり、とても居心地の良い空間です。

 

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