2018年01月16日
  まなぶひと

まなび情報誌「まなぶひと」 2018年2月号 Vol.26

特集:仙台城跡⼆の丸(川内キャンパス)出⼟遺物

―伊達の跡・伊達の品―

川内キャンパスは、国指定史跡仙台城跡に隣接する重要な場所として、埋蔵⽂化財包蔵地(遺跡)に指定されています。この場からは、縄⽂・弥⽣時代の⼟器や⽯器、古代の⽡なども出⼟しますが、中でも数多く出⼟するのが、伊達政宗の時代以降に使⽤されていた陶磁器などの⽣活⽤品です。それもそのはず、川内南キャンパスには、伊達政宗の娘の五郎⼋姫の屋敷や、⼆代藩主伊達忠宗により造営された⼆の丸、また川内北キャンパスには武家屋敷が建てられていました。

政宗の時代には、城は⼭城としての機能が重視され、政治や儀式の中⼼は⼭の上の本丸で執り⾏われていましたが、幕藩体制の安定とともに政治の中枢機能は⼆の丸へと移り、以後約230 年の永きに渡り⼆の丸は藩の政治と⽂化の中⼼地となりました。

政宗公⽣誕450 年の節⽬に当たる今年度、その貴重な出⼟品を直に⽬にすることができる展⽰が⾏われています。数百年の年⽉を経ても⾊褪せない品々の魅⼒に触れ、伊達家ゆかりの⼈々の⽣活に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【写真】仙台城跡⼆の丸第17 地点出⼟肥前磁器。出⼟する磁器は肥前焼のほか、中国からの輸⼊品も。(会場①にて展⽰)

⼆の丸跡からは碁⽯、将棋の駒、⽵とんぼ、⼟⼈形など玩具も多く出⼟。⼟⼈形では雛⼈形などの節句⼈形、⽝や猫などの動物、七福神や狛⽝など縁起物などがみられる。⼦供の守り神や縁⽇での⼟産などとして作られたという説も。志野焼の南蛮⼈⼈形は、類例のない⾮常に貴重なもの。⼿⾜が⽋けているため⽤途はわからないが、燭台などの可能性が考えられるという。

【写真】仙台城跡⼆の丸第9地点出⼟⼟⼈形(上より:猫、⽝、猪)、志野焼南蛮⼈⼈形(いずれも会場①にて展⽰)
【写真】仙台城跡⼆の丸第9 地点出⼟陶器。江⼾時代後半に使⽤されていた京焼。銹絵や⾊絵で繊細な⽂様が描かれる。緻密な素地と卵⻩⾊気味の釉は京焼の特徴。艶を失わない表⾯に⾛る貫⼊も美しい。肥前や⼤堀相⾺などの陶器窯では、⾼級品である京焼を模倣した製品が作られることもある。
(会場②にて展⽰)

 

①川内キャンパスのむかしむかしⅠ
〜仙台城跡⼆の丸〜

【会場】東北⼤学史料館(⽚平キャンパス内)
【会期】2018 年1 ⽉15 ⽇( ⽉) 〜2 ⽉9 ⽇(⾦) 10:00 〜17:00
⽉曜⽇〜⾦曜⽇( 祝⽇を除く)

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②かわうち今昔ものがたり
【会場】東北⼤学百周年記念会館 川内萩ホール展⽰ギャラリー(川内キャンパス内)
【会期】常設展⽰ 9:30〜 17:00( ⽕曜⽇休館)
※イベント開催時は展⽰を⾒学できない場合があります。
詳しくは川内萩ホールまでお問い合わせ下さい。【 TEL】022-795-3391

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