2019年03月20日
  まなぶひと

まなび情報誌「まなぶひと」 2019年4月号 Vol.52

特集:旧東北大学富沢キャンパス

―散りにし花は―

昭和31年の富沢キャンパス全景。
キャンパス内には学生寮・三神峯明善寮も置かれた。

昭和33年の観桜コンパ。
ドテラ姿で集まるのが慣例だった。

縄文時代前期の竪穴式住居の遺構や土器、石器などが発見され、三神峯遺跡とも呼ばれる三神峯公園。今では桜の名所として広く知られていますが、ここもかつては東北大学のキャンパスの一つでした。

昭和12年に仙台陸軍幼年学校の校舎が建設されたのち、戦後、昭和20年9月からは旧制二高のキャンパスに、そして昭和24年に新制東北大学が誕生すると同時に旧制二高は東北大学に包括され、この地に東北大学の第一教養部が置かれます。昭和33年に教養部が川内キャンパスに移転するまで、この地は学都仙台の中心地の一つとして、その役目を果たしてきました。今も公園の各所に残る碑などからは、この地で学んだ学生たちの母校への愛慕の気持ちが伝わってきます。

戦前、戦後の激動の変遷期に学び舎が置かれた三神峯の地。新しい日本を創る気概に燃えて勉学に励んだ若人を励ました桜が、今年も変わらず花を咲かせます。

涅槃の碑とも呼ばれる「二高尚志の碑」。
二高創立100周年を記念して同窓会(尚志会)が建立した。
二高終焉の地に、挽歌としての碑文が刻まれている。

三神峯明善寮懐旧の碑。
碑文にとられた「散りにし花は幻か…」は明善寮祭歌の一節。

旧東北大学富沢キャンパス(三神峯公園)

太白区三神峯一丁目

【アクセス】宮城交通:西多賀一丁目西・三神峯公園入口 下車徒歩5分

仙台市の桜

開花予想日4/4(木) 満開予想日 4/10(水)

【日本気象協会3/7発表】

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